劣等感と恋と承認欲求と
10代のころから年上ばかり好きになる。
それも15~20才以上ばかり。
そんな話、実際誰にもできなくて、本当は病気なんだと思っている。
おやじ好きシンドローム。
でね、今想いを寄せている人も多分に漏れずOSSANなわけ。
向こうが好いてくれているかはわかんない。
恋をするといつも苦しい。
死んでしまいたいくらいになる。
なぜそんなにも
、不安になって、自信がなくて劣等感を感じてしまうのか。
性格からくるもの、性格を形成した過去からくるものなのか。
私が他の人よりも圧倒的に欠けているもの、それは
承認経験の少なさだと思う
私は小さいころからおとなしい子だった。
いつも一人で絵をかいたり本を読んでいたという。
なにか目新しいものを欲しがったりせず、
両親も育てやすかったという。
初めての女の子でどちらかというと甘やかされて育った。
幼稚園や学校では馴染めたことがない。
たまにそんな私のことを気に入ってくれる子はいたけど、どうしたらいいかわからなかった。
他人と遊んだ経験がなかったからだ。
学校という社会では一人でいるということは一種の悪だ。
成績はよかったしなんでもたいてい一人でできたのに、群れるということができない者は、生徒からだけでなく、先生らからも淘汰された。
一人でいることに加え、一人にされた私は、家を逃げ場としていた。
しかし親は受け入れてくれなかった。
無理やり車に乗せられ、着替えもしない姿で学校に放り込まれた。
私はますます孤立していった。
本当にしんどかった。
ここに至るまでに、私はできたことを褒めてもらったことがほぼない。
先生は私を嫌っていたし、親は勉強はできて当たり前、できないことの不安のほうが大きかったんだろう。
それはいつもひしひしと感じていた。
他人と普通に遊べない私、学校で一人を好んだ結果一人にされた私。
いまになってわかるとは言わない。
あの頃もわかっていた。自分のせいで親が苦しんでいると。
どれだけできることがあってもできないことが大きすぎて、私を認められなかったんだと思う。
その後、いろいろあったけれど
ざっくりいうと、私めっちゃ頑張った。
これじゃだめだと思っていたし、親を心配させるのが嫌だった。
なんてことないんだよーっていうふりをして本当はめちゃくちゃ頑張った。
普通のことでも私にとっては頑張らないとだめだったから。
それでやっと周りに受け入れてくれる人ができた。
そう、めちゃくちゃ頑張らないと、
誰もそばにいてくれなかった。
だから、親のような年齢のおじさんが、私を受け入れてくれることがうれしく感じてしまう。
頑張っていない私でも受け入れてくれるような。
そこには大抵の場合下心しかないんだけど、
あの頃の私が、認められた気分になるのかも。